ふじい はじめ(藤井 一)

ナレーター・紙芝居師

なぜ紙芝居なのか

私が声の世界に入ったのは前職を退職する時でした。

自分が行う講習等に必要なスキルとして、ボイストレーニングを始めたのがきっかけでした。

発声練習から、滑舌などナレーションの基礎を学びました。

いつのまにか「外郎(ういろう)売り」の口上を暗記していることにびっくり。

 

そして、オーデションを受け、晴れてナレーションの世界に飛び込んだのです。

そこではあらためて表現の世界の奥深さを知ることになりました。

 

ある日、紙芝居講座にて、芝居としての紙芝居に出会いました。

同じ絵が演者の表現によって様々な風景を創り出すことに感心し、紙芝居の世界に一層の興味を持ちました。

紙芝居は、一人芝居であり、子供達にとってはデジタルにはないワクワクする劇場です。

 


ある保育園の園長さんから、保育士さんたちが、絵本も紙芝居も同じように読んでいて、紙芝居の魅力が半減されていることを聞き、ワークショップとしての「紙芝居研修」を実施しました。研修後には、紙芝居が活き活きとしたものに変化し、子供達が一層紙芝居を楽しみにしてもらえるようになりました。

 

これこそが紙芝居の魅力で、もっと保育園などで活用してもらえるようにと他の保育園でも「紙芝居研修」を実施しました。

 

 

2015年秋、三邑会正会員資格の認定を受けることができました。

そこで「一般社団法人塩崎おとぎ紙芝居博物館」の所蔵する20万点の「街頭紙芝居」の原画を使っての紙芝居口演をすることができるようになりました。

 

子供達にとっては新鮮な、年配の方には懐かしい「街頭紙芝居」を語り継いで、子供は夢を、大人は忘れていた気持ちを思い出してもらえたらと思います。

そしてこの「街頭紙芝居」を演じて子供も大人も、街頭紙芝居の記憶を大切に残してゆくことを使命として、紙芝居の活動を行っていこうと考えています。

プロフィール

1955年:大阪に生まれる

1981年:大谷大学文学部哲学科卒業

1981年:株式会社クレヨン(婦人服及び服飾雑貨小売業)入社

    営業本部にて店舗運営、販売促進及び販売員教育を担当。商品部メンズブランドMD担当。

    後に商品部長にて商品部全般を統括。マーケティング部長として「ロイスクレヨン」への

    ブランド変更にともなうCI導入ストーリーマーケティングを担当。大阪転勤後財務部長。

    営業本部「ロイスカフェ」カフェ部長としてメニュー開発、SP、サービス教育担当。

2008年:飲食部門の閉鎖にともないクレヨン退社。

2008年:菅原春秋堂にてコンサルティング業開始。

2009年:稜和INTLコンサルティングチームに所属。

2009年:紙芝居講座にて「とどすずき」に師事。読むのではなく「芝居」としての紙芝居を学ぶ。

2010年:箕面紙芝居祭りにて公演。(毎年参加)

2011年:モーツアルト兵庫保育園にて「紙芝居研修」実施。

2011年:ナレーターとして舞夢プロに所属。企業VP、再現ドラマ、CM、朝ドラ、映画等に出演。

2012年:社会福祉法人陽光会にて「保育士のための紙芝居研修」実施。

2013年:社会福祉法人フジの会にて「管理職研修」「話し方研修」などを実施。

2015年:「一般社団法人塩崎おとぎ紙芝居博物館」より三邑会会員資格の認定を受ける。

2016年:「第5回街頭紙芝居大会」プレミア部門にて公演。

      神戸私立保育連盟 ふたば会研修会にて「紙芝居をもっと活用しよう」講演。

    摂南大学 PBLプロジェクトにて「紙芝居ボランティアを通した社会貢献」講義。

2017年:第4回 大阪市西区「暮らしを豊かにするビジネスアイデア」コンテストにて

    紙芝居の活用提案「もっと公園にあつまろう」に優秀賞を受賞。

2018年:パナソニックミュージアムにて松下幸之助物語紙芝居「松じいとパナソニック」公演

    紙芝居文化協議会「第19回手づくり紙芝居コンクール」にて「がんばれナマコくん」が優秀賞受賞。

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